愛媛県西条市が議会や市民に説明しないまま総額26億円の事業計画を進めていた問題で、議会が25日、高橋敏明市長に対し政治姿勢について猛省を求める決議を行いました。

西条市 一色輝雄議員
「政治姿勢について猛省することを求めるとともに、民主的手続きと説明責任を重んじ市民の信頼回復に向けて市政運営の抜本的改善を早急に行うことを強く要請致すためにご提案申し上げるものであります」

西条市議会は最終日の25日、高橋敏明市長に猛省を求める議案が議員提案され、賛成26、反対1で可決されました。

西条市は、市内の商業施設「いとまち」付近に多目的ホールを、休館中の温泉施設を改修して健康増進施設をそれぞれ整備しようと計画し、事業費およそ26億円を見込んでいました。

そして、市民や議会に説明しないまま、今年6月、国に交付金を申請していましたが、議会から反対意見が相次いだことを受け、支給が決まっていた交付金の申請を取り下げ計画の中止を決めました。

議会の決議を受け高橋市長は・・・

西条市 高橋敏明 市長
「ホームページで市民の皆様にはお詫びのご挨拶を申し上げます。そしてさらには、やはり議員の皆様には丁寧な説明を今回の謝罪を含めまして申し上げまして」

高橋市長は、職員とコミュニケーションをとり意見をさらに反映すると強調しました。