愛媛県宇和島市の70代女性が、警察官や検事などを名乗る人物から、「あなた名義の携帯電話が犯罪に使われている」などと電話で言われ、600万円をだまし取られました。警察が特殊詐欺事件として捜査しています。
警察によりますと、8月18日、女性の固定電話に自動音声で電話があり、指示に従って操作したところ、通信事業者の職員を名乗る人物に電話がつながり、「あなた名義で契約された携帯電話が犯罪に使われており、お使いの電話が利用停止されます」などと言われました。
さらに、警視庁の警察官を名乗る人物に代わり、「犯人は、あなた名義の携帯電話を使って犯行を行っており、あなたに報酬として1200万円を渡したと言っている」などと連絡がありました。
また、その後、検事を名乗る人物から、「あなたの資産が犯罪の被害金かどうか確認する必要があるので、指定する口座にお金を振り込んでください」と言われ、これを信用。女性は、26日から28の間、指定された口座に3回にわたって、あわせて600万円を振り込み、だまし取られました。
その後、女性が警察に相談して事件が発覚。9月17日、警察に被害届を出しました。警察は特殊詐欺事件として調べを進めています。