「いよぎんホールディングス(HD)」が9日、今年3月期の決算を公表し、有価証券運用益の増加などにより、過去最高益を達成したと発表しました。
いよぎんホールディングス 三好賢治社長
「最終親会社株主に帰属する当期純利益は、前年度比138億増加をいたしまして533億円となりました。これは過去最高益ということになります」
いよぎんHDによりますと、本業の利益を示す経常収益は、有価証券運用益や貸出金運用益の増加により、前年度を391億3千万円上回って過去最高の2318億8800万円となりました。
一方、人件費がかさむなどして、経常費用は前年度より226億8200万円多い1568億6100万円となったものの、最終的な利益を示す当期純利益も過去最高の533億2100万円となりました。
9日の決算会見ではまた、三好社長が今後の米国関税の影響にもふれ「年度後半以降、信用コストとして跳ね返ってくる可能性がある」との認識を示しました。