愛媛県今治市の山林火災の発生から2週間以上が経過した今も、完全に火が消し止められた「鎮火」の状態には至っていません。
最初に消防へ通報したと考えられる男性は、ひとけのない場所で上がった火の手について、不思議だと振り返ります。
(今治市長沢地区に住む飯野人睦さん)
「この辺まで来たら竹藪のあたりまで、下が小さい火がちらちらと広がっていた」
山林火災に見舞われた、愛媛県今治市長沢地区に住む飯野人睦さんです。
火の手が上がるのを見つけた知人から連絡を受け、当日の午後3時53分、消防に通報しました。
山林火災の発生を消防が確認したのと同じ時刻であることから、最初に通報した人物と考えられます。
当時の状況についてこう振り返ります。
(今治市長沢地区に住む飯野人睦さん)
「(最初は)まだ下の方でそんなに勢いなかったんですけれども、その時ちょうど風が吹いていたので」
「上のほうに行ってから勢いが出て、バリバリいうような。風が吹き付けた時にバリバリ、ゴーっていうような感じで激しく燃え上がった」
また、飯野さんに連絡した知人の男性からも話を聞くことができました。
(山之内順一さん)
「20メートルぐらい幅が。そんなにゴーゴー上がっていないんよ。これだったら消防車が来たら消してくれるんじゃないかぐらいだったんよ」
人の少ない山の中で上がった火の手を目撃した2人。その原因について、思い当たるふしが無く不可解だと話しました。
(山之内順一さん)
「ここは人が来るようなところじゃないんよ。不思議よね」
(今治市長沢地区に住む飯野人睦さん)
「野焼きとかするならばもっと開けたところでやると思うし、ゴミとか燃やすような場所でもないし。となるとタバコぐらいしかないかなと」
現場の山林は今なお「鎮火」には至っておらず、消防による警戒活動が続けられています。








