3月の桃の節句を前に、愛媛県久万高原町では「くままちひなまつり」が開かれていて、色とりどりのひな人形が町並みを彩っています。
久万高原町で2月23日から始まった「くままちひなまつり」。
地元の住民や高校生が飾り付けたおよそ1万体のひな人形が並び、訪れた人を楽しませています。
祭りのメインとなるのが、高さおよそ4メートル、12段にも及ぶ雛飾り。
コメの蔵を改装したメイン会場では“ひな人形ピラミッド”と銘打った豪華なひな壇が見物客を出迎えるほか、和紙の着物を着た明治時代のものなど歴史を感じる人形も飾られています。
27日は地元の園児も訪れ、圧巻のひな飾りに見入っていました。
また、初節句を迎える女の子も。
保護者
「1月11日に生まれて今1か月半くらいですね。いざ子どもが生まれると感慨深いというか、色々な人形があって見られてよかったと思います」
会場では、かぐや姫をイメージして竹の中に人形を飾るなど、住民たちのユニークなアイデアも光っています。
くままちひなまつり運営委員長 石丸孝子さん
「じっくり見ていただくと、1体1体が語りかけてくるように見えるので、そういうところを楽しんでほしいなと思います」
「くままちひなまつり」は4月6日まで開かれていて、期間中およそ1万3000人の来場を見込んでいるということです。