愛媛県立宇和高校三瓶分校がこの春で閉校されるのに伴い、石碑が建立され、在校生らが出席し除幕式を行いました。
21日は在校生と教職員、それに卒業生およそ40人が出席して除幕式が行われ、中では、卒業生の奥野柳之介さんがあいさつに立ち、母校が無くなる寂しさをにじませました。
卒業生 奥野柳之介さん
「振り返れば一瞬かもしれませんが、思い起こせば数多くの思い出や思いに心を巡らせています」
この後、石碑を覆った幕が引かれました。
石碑は、卒業生らでつくる閉校実行委員会からの提案で建立され、学校の歴史や校歌のほか、「思いやりの心」をはじめとした教育方針「三瓶高校スピリット」も刻まれています。
宇和高校三瓶分校 井上望愛さん(3年)
「今までこの三瓶分校に通われていた先輩方の思いも込められていると思うので、閉校にふさわしい記念碑になっていると思う」
宇和高校三瓶分校 吉見太佑さん(3年)
「帰る場所がなくなってしまうことなので、このような記念碑があって三瓶分校の思い出が残っている感じがしてとてもうれしい」
三瓶分校では3月1日、卒業式と閉校式を行います。