警察官が犯人を取り押さえる逮捕術を競う大会が14日、愛媛県松山市内で開かれ、参加した警察官が日頃の訓練の成果を披露しました。

愛媛県警の逮捕術大会には、各警察署などから18チームおよそ230人が参加しました。

逮捕術とは、剣道や柔道・空手などを組み合わせて犯人をケガさせることなく安全に制圧するための技です。

大会では、道具を使わずに戦う「徒手」や、試合用の警棒などを使って戦う種目などがあり、種目ごとに団体戦と個人戦が行われます。

四国中央署の山本浩丈警部補は参加者の中で最年長の59歳。45歳以上の男性の部に参加しました。

山本浩丈警部補(59)
「今年還暦を迎えます。若い者と一緒に練習、そして逮捕術で戦って楽しくケガ無くやっていきたい」

こう意気込んだ山本警部補の1回戦、無事に勝利を納めました。

山本浩丈警部補
「とりあえず一勝できてホッとしています。一本一本確実に決めて一つでも上を目指せたら」

山本警部補は2回戦も勝利し、準々決勝で敗れました。

参加した警察官たちは、犯人ともみあいになった場合などを想定して日頃から訓練に励んでいて、大会では本番さながらの迫力ある戦いが繰り広げられていました。