今治海上保安部によりますと、28日午後9時すぎ、大島と伯方島の間にある鵜島の北側で貨物船が乗り揚げているのを、来島海上交通センターが確認しました。
乗り揚げていたのは、山口県の海運会社が所有する貨物船「新太陽丸」(430トン、長さ約71メートル)で、石鉱およそ1000トンを積んで、岡山県日比港から福岡県苅田港に向けて航行していたということです。
当時「新太陽丸」は船首部分が完全に乗り揚がった状態でしたが、潮位の上昇とともに傾斜は回復し、その後、サルベージ手配のタグボートなどで引き下ろし作業を行い、29日午前10時55分ごろに離礁したということです。
乗組員6人にケガはなく、油の流出や浸水はありませんでした。