松山城の城山で起きた土砂崩れについて、愛媛大学で調査報告会が開かれ、専門家の一人は緊急車両道の設置に伴い、天守付近から流れる水の動きが変わったのではないかと指摘しました。
7月12日に発生した土砂崩れは、松山城の城山北側の斜面が幅50メートル高さ100メートルにわたって崩れ、ふもとの市内緑町の家屋4棟が倒壊するなどし、一家3人が犠牲となりました。
愛媛大学の研究者で構成するグループでは、発生後から原因やメカニズムなどの調査していて、10日は3度目の報告会が開かれました。
この中で森伸一郎特定教授はまず、現場周辺は昔から水の道があり水がたまりやすい場所だったという見解を示しました。
その上で、かつて排水は城の周りの様々な場所から流れていたが、緊急車両道の整備にあわせ天守付近の排水をパイプを設置して集約したことで、現場付近に更に水が集中したのではないかと仮説を述べました。
また森特定教授は、土砂災害発生の危険度を示す土壌雨量指数について触れ、土砂災害が発生した12日までの最大値が128で警報ラインの135を超えていなかったにも関わらず土砂崩れが起きたと指摘していました。








