愛媛・松山城の城山の緊急車両道で確認されていた異変が、土砂災害の前兆だった可能性について、松山市の野志市長は「検討委員会の中で話し合われる」と述べるに留まりました。
2018年に山頂付近の斜面に作られた緊急車両道では、災害前から路面のひび割れや擁壁の傾きが繰り返し確認されていましたが、市は今月1日まで緊急性に気づいていなかったと説明しています。
野志市長は30日の会見で、土砂災害の前兆だったのではないかという専門家の見方について記者の質問に次のように述べました。
(松山市・野志市長)
「技術検討委員会の中で話し合われると思っている」
―――Q.市長としてはいかがですか。
(松山市・野志市長)
「さきほど申しあげた通りです。技術検討委員会の中で話し合われるものだと考えている」
緊急車両道と土砂災害との関係については、29日に初会合が開かれた検討委員会で、災害を予見できたかどうかを含め議論される予定です。