岩手県内からも様々な団体が能登半島地震の被災地に入って支援を続けています。石川県で給水支援に当たり岩手に戻った盛岡市の職員に現地の状況を聞きました。

1日に発生した能登半島地震の被災地では、16日午後2時現在、石川県内の8つの市と町の合わせて5万戸以上で断水が続いていて、復旧の見通しは立っていません。
6日から12日まで盛岡市の給水支援の第1次隊として石川県七尾市で活動した盛岡市上下水道局の三戸真憲さんと小野寺広和さんに現地の様子を聞きました。

三戸さんは被災地で水道の復旧が難航する要因を次のように話します。

(盛岡市上下水道局給排水課 三戸真憲 主査)
「道路の損壊が激しくて、調査とか物資の運送・運搬とか、我々のようなライフラインの復旧・復旧のための車両が進入するのが困難な状況が続いています。復旧の方も進みたくても進めないという状況が今、現地で起きています」

三戸さんと小野寺さんは、七尾市内の避難所で、6日間で合わせて150人ほどに給水支援を行い、水は飲料用やトイレの排水用として活用されたということです。

(盛岡市上下水道局給排水課 三戸真憲 主査)
「私は東日本大震災の際もお手伝いさせて頂いたんですけど、13年前と同様の光景があって、非常にお困りの方がたくさんおられて、その状況が再現されているという状況でした」
(盛岡市上下水道局給排水課 小野寺広和 主任)
「『遠くからありがとう』って言葉をいただいて、私たちからしてもありがたい気持ちで活動させてもらってました」

現在は盛岡市の第3次隊が石川県で活動していて、盛岡市上下水道局は1月末まで職員を派遣する予定です。