東日本大震災から12年が経った岩手県釜石市で、地域で犠牲になった住民の慰霊と震災を伝える大津波記念碑が建立され、4日除幕式が行われました。
除幕式が行われたのは釜石市片岸町の片岸稲荷公園に建立された「片岸町東日本大震災大津波記念碑」で、多くの地域住民が出席しました。
記念碑は津波で被災した片岸町の稲荷神社の鳥居と石橋を利用したもので、鳥居の上の部分を「人」という漢字の形のモニュメントにして震災の困難を乗り越えてきた地域の絆を表しました。
記念碑は津波の犠牲となった33人の慰霊と鎮魂のほか、震災の教訓を伝える場としても活用されます。