岩手県の沿岸北部では夏でも涼しい気候を生かした「ブロッコリー」の生産が盛んで、この時期、収穫がピークを迎えています。海に近い集荷場では漁港で使われる“あるモノ”が、ブロッコリーの鮮度を維持するのに一役買っていました。

 岩手県普代村の和野山地区です。標高200メートルほどの森の中を進むと、姿を現したのは見渡す限りの広大なブロッコリー畑。


 普代村と田野畑村の10ヘクタールの畑でブロッコリーを栽培する佐々木農場では6月初めに収穫が始まり、今が最盛期です。28日も、8人の技能実習生の力も借りながら収穫と出荷の作業に追われていました。
 ここ数日は県内も気温の高い日が続き、畑もさぞ暑いのかと思いきや・・・

(リポート)
「日差しは強いのですが、この圃場、海が近く風が涼しいんです」

 涼しさの秘密は地形にありました。標高およそ200メートルの畑は、海から800メートルほどしか離れていません。


 海沿いまでなだらかな台地が広がる沿岸北部。海風の入る冷涼な気候はブロッコリーの栽培に適しています。
 しかし今年は苗を植えた4月下旬から5月にかけて雨が少なく、苦労したといいます。


 収穫の際は必ず手袋を着用する。ブロッコリーを入れたコンテナは地面に直に置かない。佐々木さんはこうした細かいルールを守ることで、ブロッコリーを生産する仲間とともに品質や安全性に裏付けされた国際認証、「グローバルギャップ」をグループで取得しています。