仙台管区気象台は22日「岩手山 火山の状況に関する解説情報 第21号」を発表しました。
これによりますと、
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
5月15日から22日15時までの岩手山の火山活動状況についてお知らせします。西岩手山の想定火口から概ね2kmの範囲では大きな噴石に警戒してください。
JAXAの衛星「だいち2号」及び「だいち4号」の2023年11月から2026年5月の観測データを用いた、国土地理院によるSAR干渉解析の結果では2024年以降、大地獄谷周辺及び岩手山西部周辺において衛星に近づく変動が見られていましたが、2025年10月以降、ノイズレベルを超える変動は見られません。大地獄谷付近のごく浅いところの膨張は概ね停止していると考えられます。
2024年2月以降、東岩手山のやや深部の開口割れ目や山体西側のやや深部の膨張を示す地殻変動が観測されていますが、2026年4月初め頃から停滞している可能性があります。
黒倉山山頂の監視カメラによる観測では、大地獄谷の噴気、地熱域及び地表面温度に特段の変化は認められません。
黒倉山付近で発生している微小な火山性地震は、今期間も少ない状態で推移しましたが、火山性地震が増加した2024年5月以前と比較して多い状態が継続しています。
一部の観測データでは火山活動の低下が認められますが、引き続き西岩手山(大地獄谷・黒倉山から姥倉山)の想定火口から概ね2kmの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。
西岩手山の想定火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
また、噴火時には火口の風下側では火山灰や小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
とのことです。