警察官のライフル銃によるクマの駆除について警察庁は、岩手県への応援派遣を26日で終了すると発表しました。

相次ぐクマの出没や人身被害の深刻化を受け、11月13日に始動した「熊駆除対応プロジェクトチーム」には、これまで他の都道府県警から銃器対策部隊が応援として派遣されました。チームの初出動は11月18日で、岩手県岩泉町の住宅敷地内にある柿の木に、親子とみられる2頭のクマが出没したケースです。ライフル銃による駆除を検討しましたが、日没が迫ったことや安全確保が困難だったことから発砲には至りませんでした。県警によりますと、猟友会からの指導や訓練を重ねた結果、クマの駆除を県警のみで担う態勢が整ったということです。