芥川賞作家で遠野市出身の若竹千佐子さんは今回が3回目の出演。
犬神家の次女、竹子を演じます。
(若竹千佐子さん)
「いままでずっとお姫様の役だったんですけれど、今回初めて年相応の役でホッとしています。1年ぶりに、あぁまたここに来たなぁという感じで、思いっきり皆さんと仲良く楽しもうと思っています」

時代物にはこの他、盛岡市在住の児童文学作家柏葉幸子さんや作家の井沢元彦さんも出演します。

一方、現代物の演目は一関市出身の作家内海隆一郎さんの作品「娘の立場」より「にらめっこしましょ」。父と娘の親子愛を描いたハートフルな物語です。
現代物にはIBCの大塚富夫アナウンサーやフリーアナウンサーの高橋佳代子さんなどおなじみの面々が出演します。

(大塚富夫アナウンサー)
「和気あいあいとやっています。相変わらずの部分がいっぱいあって、私のセリフ覚えの悪さとかね。いつも使っているカンペを見る場面が今回難しい。こんなところで新聞開かないだろっていうところばかりだから、ちょっと苦労してます」

さまざまな形でだまされる大塚アナウンサー演じる主人公の沢井実の娘を思う気持ちが見どころのひとつで、盛岡弁の優しい響きが舞台に花を添えます。
(大塚富夫アナウンサー)
「お客さんも一緒にだまさされつつ、最後のオチで『あ、こういうことだったのか~よかったよかった』って思ってくれればいいですね」

1949年に始まり一度は途絶えたものの、作家の高橋克彦さんらが中心となって1995年に復活させた盛岡文士劇。
2025年は復活から30回目の節目です。
記念公演となる今年の盛岡文士劇は、6日、7日の2日間盛岡劇場で全3公演が行われます。







