新型コロナウイルスの感染拡大を受けて観光地の再生に向けて国が設けた補助金約4000万円をだまし取ったとして12日、東京都の会社役員の男が再逮捕されました。
詐欺の疑いで再逮捕されたのは、東京都府中市の会社役員・淀野輪河容疑者(32)です。警察によりますと、淀野容疑者は、不動産の売買などを行う会社の代表取締役だった2023年2月上旬から3月下旬にかけて、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて観光地の再生や施設改修を支援するため国交省観光庁が設けた補助金の制度を悪用し、雫石町内の建物の撤去のほか、宿泊施設への改修工事にかかる費用を水増し請求し、事業を請け負う東京都港区の広告代理店から2回にわたって計約4000万円をだまし取った疑いが持たれています。警察の調べに対して、淀野容疑者は容疑を認めているということです。
淀野容疑者は、10月22日に同様の手口で別の広告代理店から補助金9000万円をだまし取ったとして詐欺の疑いで逮捕されていて、警察がさらなる余罪を調べています。







