13日から警察官によるライフル銃を使ったクマの駆除が可能となるのを前に、クマの特性や駆除の方法について学ぶ講習会が12日に岩手県滝沢市で行われました。

この講習会には、県警機動隊と県外から派遣された警察官など、合わせて24人が参加しました。
里山や郊外などにクマが出没したことを想定して行われ、講師の県猟友会のメンバーからクマは茂みに隠れる習性があることなど、生態や急所について説明を受けました。

(質問する警察官)
「猟友会の皆さんは(クマが)向かってくる時の距離感はどのくらいでやっている?」

また、安全を確保しながら駆除ができる距離は、50メートル以内が理想だと教わり、レプリカの銃を使って発砲する際の姿勢、注意点も確認しました。
参加した警察官はメモを取りながら真剣に話を聞いていました。

(県警本部警備課 湯澤優治次長)
「クマの出没・通報が多い現状で、一刻も早く県民市民の安全を守るということで、猟友会と共有しながら、市町村と協力しながら(13日から)活動を行っていきたい」

警察官によるライフル銃を使ったクマの駆除は13日から可能となり、これに合わせて県警は、チームの出動式と知事への説明を行う予定です。







