北日本銀行は12日、増収減益となる2025年度の中間決算を発表しました。利上げなどが業績を押し上げましたが、個人預金は緩やかに減少しています。

北日本銀行によりますと、住宅ローンを中心とした利上げにより貸出金利息が上昇し、経常収益は前年同期比15.3%増えた130億6900万円となりました。

一方、法人税や人件費を中心とした経費などの増加で、中間純利益は前年同期を6.9%下回る20億8700万円となりました。
中間決算の増収減益は2期ぶりです。

一方、コロナ禍は上昇傾向にあった個人預金残高は中間決算ベースで3年連続微かに減少していて、北日本銀行の石塚恭路頭取は物価高が預金者の生活に影響していると見ています。