「トレンドいわて」です。今回はちょっと変わったコンセプトの宿泊施設を紹介します。
「親と子の修学旅行」をテーマにしたプランがある新たな民泊施設が花巻市にオープンしました。

8日にオープンしたのは、築44年の民家を改装した一棟貸し切りの民泊施設、「信(しん)の宿(やど)花巻」です。
オーナーの菊池信夫さんに施設を案内してもらいました。

(菊池信夫さん)
「ここが入ってすぐの玄関ホールになるんですけど、一番こだわったのは、花巻傘を使ったシェードです」
花巻の工芸品・花巻傘を使用したランプシェードは、宿のシンボルにもなっています。

2階にある主寝室は、宮澤賢治の「銀河鉄道の夜」をイメージして落ち着いたトーンに。

障子には、夜空を駆け抜ける銀河鉄道が描かれています。

(菊池さん)
「ここは和室になるんですが、ゲストのお客様が泊まっていただいたり、くつろいでいただいたりできるような和室になっている」

1階のひろびろとした和室で一際目を引くのが、床の間に飾られているクマの毛皮です。
これは猟師でもあった菊池さんの祖父が撃ったものだとか。
さまざまなこだわりのつまった宿ですが、一番のポイントは「親と子の修学旅行」というコンセプトです。

(菊池さん)
「修学旅行というものを学校の外でも、できたらいいなと思ったというところがひとつありました」