多くの買い物客が訪れる年末を迎えるのを前に、盛岡市の大型商業施設で刃物を持った不審者を想定した訓練が行われました。

訓練が行われたのは盛岡市前潟のイオンモール盛岡です。
5日は繁忙期を迎える年末を前に、警察官や店舗の従業員など合わせて21人が参加しました。
訓練の想定は「刃物を持った男が暴れ出して人を切りつけようとした」というものです。

(犯人役)
「おい、やってらんないよマジで」

被害を防ごうと、大声を出して暴れる犯人役を従業員らが取り囲み、駆けつけた警察官と協力して犯人役を取り押さえました。

(記者リポート)
「今、刃物を持った犯人役の男を取り押さえようと、さすまたやカートを使って対応しています」

さらに、駆けつけた警察官と協力して犯人役を取り押さえました。

普段は営業時間外に行われることの多い訓練ですが、5日は開店中に実施したことで、買い物客にも関心を持ってもらう機会となりました。

(盛岡西警察署 柳谷裕司警備課長)
「従業員に通報、届け出すると安全に対処してくれるんだなということを周知できたかと思うので、意義深い訓練になった」

(イオンモール盛岡 大沼淳司渉外部長)
「本当に起きた時にどのような対応ができるかというのを確認する意味ではきょうのような訓練は非常に重要だと思います」

従業員たちは来店客の安全確保に向けて、通報や避難誘導などの手順を確認していました。