3つのスクリーンを備えた映画館が盛岡市にオープンするのを前に、23日内覧会が行われました。臨場感を味わえる立体音響技術を岩手県内の映画館で初めて導入します。

24日オープンするのはフォーラム盛岡8・9・10です。
7つのスクリーンがあるフォーラム盛岡が入居する盛岡市大通のMOSSビル向かいに建設された「ECO柳新道ビル」の中に整備され、23日は関係者向けの内覧会が行われました。

新たな映画館は2023年に閉館したアートフォーラムに変わる施設として、3つのスクリーンを備えています。

シアター9と10は座席数がおよそ40人と小規模ですが、明るい水色のシートでゆったりと映画を見ることが出来ます。

最も多い105席を持つシアター8は、黒を基調とした空間で県内の映画館として初めて立体音響技術「ドルビーアトモス」を導入しています。

音が前後左右だけでなく、頭上からも動くように聞こえることで、作品がより臨場感あるものになります。
内覧会に合わせて行われたオープニングセレモニーでは、「ドルビーアトモス」を使った上映のデモンストレーションが行われ、参加した人たちが立体的な音の動きを感じていました。

(フォーラム運営委員会 長澤純代表取締役)
「盛岡は映画の街ということで行政も含め映画による中心市街地の活性化を目指していますので、ここもその一翼を担って地元に愛される映画館として、まちづくりに貢献したいと思います」
フォーラム盛岡8・9・10は24日オープンし、作品の上映が始まります。