噴火警戒レベル「2」が続いている岩手山について、研究者らでつくる岩手県の検討会は「火山活動は鈍化しているが引き続き今後の経過を観測する必要がある」との見解を示しました。

21日に開かれた検討会では岩手山の火山活動について、火山性の微小な地震は減少傾向にあるものの、引き続き一部で山体膨張が続いていることが報告されました。
それを受けて今後の見通しについては、引き続き経過を観測しないと断言できないとしました。

また今後、気象庁が噴火警戒レベルを「1」に下げたとしても、大地獄谷付近での水蒸気噴火の危険性が消えたとは言えないとして、火口付近への立ち入り規制を継続させることも含めて対応を検討する必要があると述べました。