実は山﨑巡査長には楽器だけでなくもうひとつの「役割」があります。
それは「寸劇」です。

普段の勤務を通じて実際に発生した事案をもとに、交通安全や特殊詐欺などをテーマにした寸劇の監修を担当。
演奏中の真面目な姿から一転、ユーモアあふれる演技で会場を盛り上げます。

(山﨑巡査長)
「技術が足りていない部分が多いので、他のところで隊に貢献できたらという意味で(寸劇など)率先してやっている」

11月に迫った「創設60周年記念演奏会」。
今回は青森・秋田の県警音楽隊がゲストとして参加し、三県合同の演奏も披露されます。
本番まで1か月を切り、練習にも熱が入ります。

(山﨑巡査長)
「60周年のときに在隊できたのは、嬉しいことですね」
「1人でも多くの方の記憶に残るような演奏ができればと思う」

創設から60年の節目を迎えた県警音楽隊。
県民と警察の架け橋として地域の人々と心を結ぶ音を響かせ続けます。