任期満了に伴う遠野市長選挙が12日告示され、現職と新人あわせて2人が立候補し舌戦がスタートしました。
遠野市長選に立候補したのは届け出順に、新人で会社役員の菊池哲氏(35)と、現職で再選を目指す多田一彦氏(67)のいずれも無所属の2人です。
2人は12日、それぞれ市の中心部で第一声を上げ市民に支持を訴えました。
菊池氏は子育て支援による働き盛り世代の所得の向上やITを活用した福祉の実現などを公約に掲げています。
(菊池氏の第一声)
「誰かがやればいい誰かがやってくれる。そういう状況で誰かに任せてしまっていいのか私自身考えまして、いや黙っていられないと思いまして今回立候補を決意いたしました」
多田氏は産前産後ケアセンターの設置など出産と子育て支援の充実や新た交通システムの構築などを公約として訴えています。
(多田氏の第一声)
「たくさんの課題があります。もう見えています。そのために私たちが何をするかといったら、しっかりと政策を実現するための財政基盤を作らなきゃいけないということ」
立候補の届け出は12日午後5時で締め切られ2人の一騎打ちが確定しました。投票は19日に行われ即日開票されます。
遠野市の11日現在の有権者数は2万575人です。