園児たちが実りの秋を実感です。
岩手県矢巾町の農園で2日、地元の園児たちが今が旬の落花生の収穫を体験しました。

この収穫体験は矢巾町の「ほそかわ農園」が食育の一環として、毎年この時期に開いているもので今回で10回目です。
2日は近くの徳田保育園から年長園児16人が訪れ、畑に育った落花生の大粒の品種「おおまさり」を収穫しました。

「落花生」というと乾燥して焙煎されたものが一般的ですが、「おおまさり」はゆでて食べるのに向いています。
収穫した落花生を水で洗って土を落とした後、20分ほど塩ゆでにします。
(園児たち)
「おいしくなあーれ(2回) わー!おいしそう!」
ゆでて食べられるのは10月初めから11月中旬ごろまでのおよそ1か月と短く、子どもたちは今の時期だけ楽しめる掘りたてで、ゆでたての落花生を味わいました。
(園児は)
「(お味はどう?)おいしいです。やわらかかった」

「甘かった」
「(落花生を)採るのが楽しかった。重かった」
(ほそかわ農園 細川浩光さん)
「自然の中で作物が育って、それを自分たちも食べる、生き物全部一緒だということを感じてほしい」

園児たちは落花生の収穫体験を通して、食べ物の大切さを感じるとともに実りの秋を楽しんでいました。