春のセンバツへとつながる秋の高校野球県大会の決勝戦が30日行われ、花巻東が一関学院をやぶり、優勝を果たしました。
3位決定戦では盛岡中央が勝利して、東北大会の切符を手にしています。

夏の覇者で3年ぶりとなる秋の県大会優勝を目指す花巻東と、秋3連覇を狙う一関学院の対戦となった決勝戦。
試合はいきなり動きます。
初回、一関学院は花巻東の先発赤間を攻め立て、2番鈴木のレフトへのツーベースを皮切りに5者連続ヒットなどで3点を先制します。
しかし花巻東は、2回に1点を返し迎えた5回、ランナー1人を置いて3番赤間。
レフトポール際への同点ツーランホームラン。試合を振り出しに戻すと続く4番古城にもソロホームランが飛び出し、2者連続アーチで勝ち越しに成功します。
さらにフォアボールやヒットでランナー満塁となり、赤間にこの回2度目の打席がまわってくると2打席連続となるレフトへの満塁ホームラン。
結局花巻東は、この回打者一巡の猛攻で一挙9得点をあげ、試合を決めました。
投げては、1回途中からマウンドに上がった2番手の萬谷が、ロングリリーフで一関学院打線を抑え、花巻東が11対3で勝利。
3年ぶり12回目の秋の県大会優勝です。

決勝に先だって行われた3位決定戦は、盛岡中央と一関一高の対戦。
盛岡中央は初回、ランナー3塁のチャンスを作ると3番、4番に連続タイムリーが生まれ、2点を先制します。
その後も得点を重ねた盛岡中央が7回コールド7対0で勝利しました。

岩手から花巻東・一関学院・盛岡中央の3校が出場する秋の高校野球東北大会は、10月9日からきたぎんボールパークと花巻球場を会場に行われます。