17日朝、岩手県紫波町の観光ブドウ園でブドウ約15キロが食い荒らされる、クマによるとみられる被害がありました。

警察によりますと、17日午前7時20分ごろ、紫波町佐比内の観光ブドウ園の関係者から「コンテナがひっくり返されてブドウが散乱して食べられている」と警察に通報がありました。
このブドウ園で収穫され、プラスチック製のコンテナに入れてあったブドウが食い荒らされているのが見つかりました。ブドウは16日夕方までに収穫されたもので、建物の前の屋根のあるスペースに置かれていて、キャンベルやナイアガラなどコンテナ5つ分で約15キロあったということです。
佐比内地域ではこの数日、クマの目撃やブドウが食べられる被害が相次いでいることから、クマによる被害とみられるということです。付近は民家などがなく、農園の関係者が被害を確認した際にはクマの姿はありませんでしたが、警察が警戒に当たりました。