2025年2月に大船渡市で発生した大規模山林火災で市は12日夜、被災した山林の所有者に今後の復旧の進め方について説明する会を初めて開きました。
説明会には山林所有者約60人と市や県、森林組合の関係者が出席しました。会では焼けた山林の復旧について国や県、市で費用を負担する森林災害復旧事業を軸にした3種類の復旧事業が示され、所有者の負担を軽減することなどが説明されました。2月に発生した大規模山林火災では焼失した約3400ヘクタールのうちスギやアカマツなどの人工林が約1700ヘクタールと半数を占めています。
所有者からは復旧事業の条件となる森林保険への加入について「支払う保険料の査定を示してほしい」などの意見が出されました。
(大船渡市農林水産部・山岸健悦郎部長)
「皆さんから厳しい意見をいただいたなというのが正直なところ。これを市の方で何らか解決していく方策を考えていきたい」
説明会は9月16日に綾里地区でも開かれる予定です。