三陸鉄道は2024年度の決算について、経常損失が過去最大のおよそ7億4100万円となる見通しを示しました。これは26日盛岡市内で開かれた三陸鉄道の取締役会で報告されたものです。

三陸鉄道によりますと、燃料費の高騰や2024年の台風5号の影響による運賃収入の伸び悩みなどにより、2024年度の経常損失は過去最大のおよそ7億4100万円となる見通しです。

市町村などからの補助金を加えたとしても、2024年度の当期損失は過去2番目に大きいおよそ4500万円となる見込みです。
決算が赤字となった場合、赤字は31年連続です。

26日の取締役会で三陸鉄道の石川義晃社長は2025年度に向けて、「足腰の強い経営基盤づくりを進める」と話しました。