岩手県は3月4日、釜石保健所管内で感染性胃腸炎の集団発生があったと発表しました。感染者は計21人ですが重症者はなく、症状はいずれも回復傾向にあります。
県によりますと、釜石保健所管内の高齢者施設(利用者50人、職員32人)では、1月21日から2月27日にかけてに利用者15人と職員6人に嘔吐や下痢などの症状が出ました。調査の結果、症状のあった4人からノロウイルスが検出されたということです。
保健所は食事を原因とする食中毒ではないとしていて、施設に対して手洗いや適切な消毒方法などの二次感染対策を指導しています。
2024年度に岩手県内で発生した感染性胃腸炎の集団発生は67件となりました。