石川啄木と宮沢賢治の食事との関わりを紹介する企画展が、18日盛岡市で始まりました。

「啄木・賢治の食と酒」は歌人・石川啄木と詩人で童話作家の宮沢賢治の食事の記録を通して、2人の人間性や作品観を探るものです。2人の生きた近代は日本古来の食文化と西洋の食文化が混在し始めた時代。食事にまつわるエピソードが記された短歌や日記、童話品からは日本の食文化の変遷も伺うことができます。また会場には啄木の愛した牛鍋とビール、賢治の好んだ天ぷらそばとサイダーのレプリカも展示されています。

もりおか啄木・賢治青春館 坂田裕一館長
「啄木は日記や短歌の中で、賢治は作品の中に食べ物のことをたくさん書いている。そのへんを楽しんでいただければ」

企画展は3月23日までもりおか啄木・賢治青春館で開かれています。