半導体大手のキオクシアが岩手県北上市内に建設していた、新たな製造棟の建屋が完成しました。稼働は来年秋の予定です。

完成したのはキオクシアが北上工場に建設していた、2棟目となる製造棟の建屋で、7月末に完成しました。
面積はおよそ3万1000平方メートルで、今後内部の整備を進め、2025年秋の稼働を見込んでいます。
記憶媒体、3次元フラッシュメモリーを製造するキオクシアは、北上工場を三重県の四日市工場と並ぶ拠点と位置づけ、総投資額およそ1兆円をかけて2022年から新たな製造棟を建設してきました。

すでに完成している管理棟には、管理・技術部門のおよそ1400人が来年春までに入居する予定で、現在2100人余りが働く北上工場では新たに1000人規模の雇用創出が期待されています。