《被告人質問》
 川口被告は初公判の冒頭、起訴内容を問われた際「その件に関しては、弁護士に一任しています」と一言、話しただけでしたが、20日の被告人質問では、きっかけになった小学生の娘の“いたずら”、訪ねて来たAさんをナイフで刺すまでの状況について、初めて自らの言葉で下記のように語りました。(被告に質問したのは弁護人)

■きっかけとなった小学生の娘の“いたずら”
・カーポートの前で、3~4つの手荷物を下す様子に気づく
・「変わったことするな」と思い、防犯カメラを注視・2人それぞれ3~4回、振り被って何かを拾って投げてきた
・砂利のところにいたので、石ではないかと思った
・人の家に物を投げるのは良くないと思い、1階に降りた
・「おまえら、何やってるんだ」と、普通よりは大きな声を出した
・2人は動かず、無言
・「人の家に物を投げちゃダメでしょ、どうして投げたの?」と問う
・どちらか1人が「ハエのような虫」と答える
・歩道の荷物の上をまたぐように歩くと、左足が当たった
・蹴ってはいない
・もう一度「どうして投げた?」と問うと「ハエのような虫」と答える
・その後、1人が「BB弾」と言って、掌に1つ持っていた
・ランドセルの肩ヒモを持ったが、押したり、引っ張ったりはしてない
・学校に連絡するつもりで「学校と先生の名前を教えてくれる?」と言った
・手元に紙が無かったので、女の子のノートに書いてもらった
・そのノートを破ってもらい、私がもらった
・謝るとかは無かったが、私は怒鳴ってない
・「正直に答えてくれたから、お父さんやお母さん、先生には言わないからね」と言った
・1人が「ありがとうございます」と言った
・(「言わないでね」と、言ったのでは?)全然、違います
・念のため紙を受け取り、それで終わったと思った
・(やりすぎた?)言い過ぎた感じはあったと思う