北海道電力は、家庭向けの料金プランのうち、大半が契約している「規制料金」の値上げを、26日、経済産業省に申請しました。

北海道電力 藤井裕 社長
「34.87%値上げをお願いさせていただくこととし、本日、経済産業大臣に申請しました。お客様には一層のご負担をお願いせざるをえなくなったことにつきまして、誠に申し訳なく、深くおわび申し上げます」

 申請した値上げ幅は平均およそ35パーセントで、北電の試算では標準的な家庭の場合、2800円ほど値上げされます。
 また、国の認可が必要ない「自由料金」についても、北電は値上げを決め、標準的な家庭でおよそ13パーセント、1300円ほど値上げされます。
 いずれも6月1日から実施の見通しで、影響を受ける家庭は、あわせて320万戸に上ります。
 北電は、値上げの主な理由について、ロシアのウクライナ侵攻や円安などで燃料費が高騰し、電力供給コストが収入を上回る状態が続いているためと説明しています。

北海道電力 藤井裕 社長
「まず、(電力の)安定供給を果たすためにも、私どもの企業の経営努力、経営効率化を進めながら、健全な経営のもとで電力の安定供給をしていかなければならない、大変心苦しいが今回値上げをさせていただく」

 「規制料金」の値上げは、今後、経産省の審査を経て正式に決まります。


1月26日(木)「今日ドキッ!」午後6時台