JR北海道職員
「お荷物お預かりします…」
列車正面の緊急出入口を使って、線路の上に降りる乗客。その後、乗客は別の列車へと乗り換えました。
乗客(電話)
「帰れなくなって逆戻りとか、列車内に閉じ込められるのは、初めての経験でした」
25日午後6時すぎ、JR函館線のほしみ駅を出発し、岩見沢駅へ向かっていた普通列車が、猛吹雪で視界不良になり、豊幌駅と幌向駅の間で停車しました。
この影響で、後続の列車2本も先に進めず、線路上で停車することになり、3本の列車の乗客あわせて297人が、およそ5時間に渡って車内に閉じ込められました。
乗客(電話)
「皆さんいろいろなところに連絡したり、エー、マジかよみたいな感じで」
その後、旭川から来た特急列車が動けなくなった列車の近くに停車し、線路上で乗客を乗せ換え、江別駅と札幌駅へ運びました。
このため、除雪作業に遅れが出て、26日も始発から札幌近郊のダイヤは大きく乱れました。
また、札幌市北区のJR学園都市線では、25日午後7時すぎ、踏切を渡ろうとした乗用車が、線路上で雪にはまって動けなくなり、普通列車と衝突しました。
この事故で、乗用車を運転していた65歳の男性が軽いけがをしました。
列車の乗客乗員にけがはありません。
25日夜、石狩の国道231号線で撮影した映像です。
強風で雪が舞い、一瞬にして、視界がなくなる「ホワイトアウト」が断続的に起こりました。
路肩に止まっていた事故を起こした車は、半分、雪に埋まっています。
27日は冬型の気圧配置は緩み、雪や風はおさまる予報ですが、27日正午までの24時間に日本海側の多いところでは20センチの雪が降る見込みです。
1月26日(木)「今日ドキッ!」午後6時台