1995年に王者として引退…愛車「RX-7」

特別な思いで車に乗り込む人がいます。亡き父が、かつて優勝したモンスターマシン「RX-7」です。

福島政也さん「父も厳しい世界で戦っていたので」

故福島好規さん(享年55)

福島政也さんの父=好規(よしのり)さんは、かつて、北海道のアマチュアレースで活躍したレーサーでした。

この車で、何度もチャンピオンに輝き引退したのは1995年。以後、相棒のRX-7も自宅のガレージで30年近く眠ったままでした。

消えたはずの情熱の炎。2019年、好規さんは再び、この車を走らせようと復元を試みますが、その矢先、この世を去りました。

母 福島眞由美さん
「どうせならもう一度本当に走るんであれば…本人(夫)に走ってもらいたかったかな」

旭川の伝説のエンジニアが立ち上がる…7回忌に蘇ったゼッケン「1番」

悲しみが癒える7回忌を迎えた今年、好規さんの思いを叶えようと旭川の松本守さんが車を蘇らせました。

RX‐7を復元した 松本守さん「やっと走らせられるよ」

父親を追ってレーサーになった政也さんは、父の代わりに30年ぶりのサーキットの走行に挑みます。

福島政也さん
「本当は(父と)一緒に走りたかったですけど、興味持ち始めたときに、レースやりたいんだって(父に)伝えたら『ダメだ』って反対はされたんで、厳しい世界でやってたので父も、簡単に『いいよ』なんて言わないなと思って」

車体のゼッケンは、当時のままの「1番」。チャンピオンにだけ与えられる称号です。