量刑を中心に審理へ
17歳の少年の弁護人は、「どうしてここまでのことができるのか、弁護団としても理解はできなく、これまで少年と向き合ってきました。情状鑑定も実施しました。少年は、父の虐待が人格形成に影響を及ぼしている。ただ、当時の行動を選択したのは少年自身。本人は、取り返しのつかないことをしてしまったと反省しています。この事件は社会的にも注目されていて、ネット上では憶測なども交わされています。弁護団としては、この法廷で明らかになったことをしっかりと見ていただきたいと思います」などと述べました。
冒頭陳述のあと、高杉昌希裁判長は、起訴されている強盗致死、詐欺、詐欺未遂、窃盗の罪について「各犯罪の成立は間違いない。争うのはどのような罪の重みの程度か、つまり量刑です。被告人の年齢や背景に合わせて判断します」と述べ、量刑を中心に審理を進めるとしました。
起訴状によりますと、主犯格とされる当時18歳のアルバイトだった男は、当時17歳の少年ら男女5人と共謀し、2024年10月25日から26日にかけて、長谷知哉さん(当時20)の顔や腹部へ多数の暴行を加えました。
さらに「全部出せ、全額」「クレジットカードもな」などと脅迫して暴行を加え、現金やカードなどを奪い、長谷さんを死亡させたうえ、奪ったクレジットカードでたばこなどをだまし取ったほか、キャッシュカードで現金12万7000円を引き出したなどとして、強盗致死や詐欺、窃盗などの罪に問われています。
7月13日午後は、証拠調べが行われる予定です。
判決は8月7日に言い渡される予定です。
おことわり
HBCでは、特定少年の被告を実名で報じるかどうか、事件ごとに判断しています。
今回の事件は、1人の大学生の命が失われた結果の重大性、社会的影響の大きさなどを総合的に判断した結果、地上波テレビ放送では実名で報じることにしました。
なお、デジタル配信の記事は、半永久的に残るインターネットの特性を考慮して匿名で報じています。







