2024年に北海道小樽市で起きた飲酒運転による死亡事故の裁判で、8日、検察は危険運転致死の罪に問われている男に対し、懲役5年6か月を求刑しました。
起訴状によりますと、北海道七飯町に住む無職・大沢亮汰被告(34)は2024年9月、酒の影響で運転が困難な状態で小樽市内の国道を走行し、対向車線にはみ出して、当時24歳の大学院生の田中友規さんが運転する車と正面衝突し、死亡させた危険運転致死の罪に問われています。
6月10日に札幌地裁小樽支部で開かれた初公判では、大沢被告は小さな声で「間違いありません」と、起訴内容を認めていて、被告人質問では、事故を起こした瞬間は「覚えていない」としながらも、事故の直接原因は居眠りかとの問いに「そう思います」、眠っていた理由について問われると「直前まで飲んでいた酒のせいだと思う」と述べていました。
また、弁護人から「言わなければならないことがありますよね」と促されると、大沢被告は「私は酒を大量に飲み、無責任な飲酒運転をして被害者を死亡させてしまいました。被害者と遺族に対して申し訳ないことをしました」と述べたあと、傍聴席の遺族に向かって、大きな声で「本当に申し訳ありませんでした」と頭を下げました。
捜査関係者などによりますと、大沢被告は、2024年9月、事故の前日から約11時間半にわたって酒を飲み続けたあとに車を運転。
北海道小樽市の国道を走行中に対向車線にはみ出し、当時24歳の大学院生の田中友規さんが運転する乗用車と正面衝突。田中さんが死亡しました。
事故後の検査では、呼気から基準値の3倍を超えるアルコールが検出されていました。
警察は、過失運転致死と酒気帯びの疑いで逮捕・送検していましたが、札幌地検は、より罪の重い危険運転致死罪で起訴していました。







