道路交通法 免許取り消しへの意見

西田さんの代理人である、日和優人弁護士によると、道路交通法では、認知症や重度の睡眠障害、意識障害を起こすなどの患者について、医師が、運転に著しい問題が生じる…と診断した場合、その結果を公安委員会に提出。免許取り消しや更新拒否などの意見ができるということです。

堀啓知キャスター)
今回の加害者の場合は定期的な受診さえも怠っていたということで、どこまで医師が踏み込めるかという難しい問題もあります。

フリーアナウンサー・野宮範子さん)
そもそも病院にきちんと行っていなかったわけですから、アドバイスのしようがなかった事案だと思います。

西田さんが息子を失った苦しみの中で毎朝、事故現場に行って願っていること。それは、同じような事故は二度と起こしてほしくないという願いだと思います。

少し前には、福島の郡山市の部活バス事故でも、ドライバーが2か月の間に5回も事故を起こしていました。

つい最近、名古屋のスイミングスクールの送迎バスの事故も、85歳のドライバーが事故直前に踏切に進入するという運転をしていました。

ハンドルを握ってはいけない状態、いけない人が運転して悲劇が繰り返されてしまっています。

道路交通法はあるけれども、あっても事故がなくならない。
「同じ事故を生まないため」にという問いは、社会全体に向けられていると思います。

堀啓知キャスター)
父親の西田さんですが、実効性がある仕組みが必要と訴えています。

慶應義塾大学・保田隆明教授)
例えば、企業の建築現場、建設現場とかでも最初に必ず呼気検査をするですとか、仕組みを作っています。

同じように社会として、運転させてはいけない人には、運転したくてもできないようにする。社会的な仕組みが何らか必要なんだと思います。

例えば、AIでこの人は運転してはいけないなどとするとか、技術の進歩が進めば、そもそも事故を防ぎやすい車も出てくるんだとは思うんです。もう1つ、西田さんが地道になさってる伝道師の仕組みです。伝道師の方々が活動できる機会を増やす、そういうことも重要かなと思います。

堀啓知キャスター)
今回の事故は防げたはずの事故です。
同じ悲しみを繰り返さないためにも、西田さんの問いというのは、いま社会全体に向けられています。