裁判長からも質問 助かった可能性
【高杉昌希裁判長の証人尋問】
Q:第3暴行が終わった後に救命措置が行われていれば命が助かった可能性があるという話でしたが、どの程度の可能性だったと?
A:速やかに救急の専門的な病院に運ばれて、輸血などが行われていれば、十中八九、高い確率で助かっていたかと。ただし、脳機能には障害が残った可能性はあります。
Q:生命が助かるかどうかという意味であり、健康な状態に戻るかどうかとは別の話ですね?
A:はい。
Q:右腰椎横突起の骨折は、例えば路上で普通に転んだようなことで生じるものですか。
A:転倒して少しぶつけた程度ではならず、その部分に集中的に強い打撃が加わり、背中側から組織がのめり込むような力がかかってできるようなものです。
Q:第1暴行だけで死亡につながる外傷が生じたわけではないという根拠をまとめると?
A:被害者の顔などの損傷の状況や動画などから。第1暴行や第2暴行の時点では、被害者は普通に会話できていました。その時点で撮られた画像では、外傷もほとんどない状態でした。また、その時点では被害者も防御できていたと考えられ、意思疎通も問題なくできていました。
そのため、第1暴行や第2暴行で死亡するような外傷を負っていたとは考えられません。一方で、第3暴行では、途中途中の画像などから、急速に顔などの出血が広がり、弱っていく様子が見てとれる。ゆえに第3暴行が非常に重要だと考えられます。
Q:とはいえ第1暴行、第2暴行からの蓄積もあったという理解でよいですか?
A:はい。出血していることが死亡につながっているわけですから、第1暴行、第2暴行でも、当然、出血は生じていて、蓄積がありました。







