発電所などから出る二酸化炭素を地中に貯めて排出量を削減するCCS(シーシーエス)事業の北海道苫小牧市の試掘現場が15日、公開されました。
建物17階に相当する高さ50メートル、「リグ」と呼ばれる掘削装置です。
国がCCS事業の特定区域と認めた苫小牧では北電の苫東厚真発電所と出光興産の製油所で発生した二酸化炭素をパイプラインで運び、苫小牧沖の地下1.5キロの地層内に貯める計画です。
経済産業省 山田賢司副大臣
「これから始まる試掘は我が国におけるCCS事業開始に向けた大きな1歩だ」
試掘は、今月から始まり順調に進めば、2030年度に事業が開始する見通しです。







