”北海道内で初めて”という公営住宅が恵庭市に完成しました。
あたたかさが感じられるというのですが、どんな住宅なのでしょうか。

三栗谷皓我記者
「部屋に入ってみると、部屋全体に木の香りが広がっていて、ヒーター1つでも上着がいらないくらい暖かい」

そのぬくもりは、北海道産のカラマツがつくり出します。

恵庭市恵央町に完成した「木」で造られた公営住宅です。

「木造・4階建て」の公営住宅はこれが北海道内初めてです。

恵庭市では、1971年ごろに建てられた市内最大の公営団地「柏陽団地」が老朽化し、市はPFIと呼ばれる民間資金などを活用する方法で建て替えを計画。

今回は4階建て3棟平屋建て5棟の木造住宅が完成しました。

土屋ホーム 福田真司設計課長
「鉄筋コンクリートと比べて材料自体が断熱性能がある、余分なエネルギーを使わなくて済むので光熱費も削減できる」

また、メーカーによりますと、木造住宅は鉄筋コンクリートに比べ、建設費やメンテナンス費用を抑えられ、北海道産の材料を使えば輸送費も安くなることから、大規模な建て替えを計画する自治体の負担軽減につながるとしています。

恵央町の団地には、1月から柏陽団地の住民が移り住むほか、一部の部屋は恵庭市内から入居者を募集します。







