動物園が開発したカードゲームも
2025年9月には、札幌市が地元企業が開発した『ボードゲーム』を『ふるさと納税の返礼品』に採用するなど、関心が高まっています。
さらに、”社会課題”を学ぶためのツールとしてボードゲームを活用する取り組みも。

岩手大学 農学部 山内貴義 准教授
「クマは一度食べ物の味を覚えると、執着して何回も来ます」
岩手県盛岡市で開かれた「クマとの共存」をテーマにした研修会です。
盛岡市動物公園zoomo(ズーモ)が製作したボードゲームを通じて、クマが人里に出没しないための対策を考えます。
盛岡市動物公園ZOOMO 荒井雄大さん
「テレビのニュースや新聞などで手に入る情報だと、(クマ対策で)自分たちにできることはあまりないような印象を持ったり、(クマについて)事実と異なる生態に関する認識を持つことがあるが、ゲームを通じてクマと環境とのつながりや自分たちの暮らしとクマの暮らしの関わりというところに気づいてもらえる」

ゲームでは、プレイヤーどうしが協力し、クマが暮らしやすい森を育てながら、マチを豊かに発展させます。
その過程で森からクマがいなくなってしまうと、全員が負けになってしまいます。

盛岡市動物公園ZOOMO 荒井雄大さん
「(クマ対策を)自分事として考えて行動に移すというところを、このゲームを通じて伝えられるといいなと思っています」










