外資系ラグジュアリーホテルでは解決しない
一方で、札幌市は国際会議誘致(MICE)に力を入れてていて、近隣にはインターコンチネンタルなど外資系高級ホテルの進出も進んでいます。しかし渡辺部長は、これが一般的な宿泊需要の解決にはならないと指摘します。
「市内の再開発とともに、外資系のラグジュアリーホテルが今後進出してくる可能性はあるとは思います。じゃあ、そこの滞在顧客がどういう客層かというと、ラグジュアリーホテルになりますので、海外の富裕層が何日間か滞在するのが多いんです」
渡辺部長は、「ホテルが市内に建設できたとしても、顧客層が違うような形、いわゆる2極化が今後は進む可能性が高い」と、需要と供給のミスマッチは解消されない見通しを示しました。







