クマの駆除をめぐるトラブルで猟友会が活動を休止していた北海道積丹町で、町と猟友会が駆除の際のマニュアルを作成し、猟友会が活動を再開しました。
積丹町では9月、町議会の副議長の私有地に設置された箱わなで捕獲されたクマをめぐって、出動した猟友会と副議長が口論になり、駆除の際の安全を確保できないとして猟友会が活動を休止していました。
クマが箱わなにかかった土地は、副議長の土地で、ハンター9人と役場職員3人が現場に駆けつけ、安全確保のため、副議長に離れるように伝えました。
すると、副議長は「誰にものを言ってるのよ?お前俺のこと知らねえのか?」などと威圧的な発言をしたといいます。

1か月以上にわたって、地元猟友会は出動を拒否。
副議長は11月11日、猟友会の支部長に対して、直接謝罪したということです。
猟友会によりますと、12日夜、町長を含む役場職員と猟友会が協議し、クマの駆除に関する「対応マニュアル」を作成しました。
駆除の現場に第三者がいる場合は、町の職員が立ち入らないように指導するなどルールを定め、猟友会は13日から活動を再開することになりました。










