冬の観光シーズンが本格化するこの時期、恋しくなるのが温かい飲み物です。函館市の朝市にある珈琲店では9日から、北海道内では初めて、こんな飲み物の販売が始まりました。

 坂のマチ=函館。年末に向けて人気の観光スポット朝市にも外国人など、観光客の姿が戻り始めました。

 函館朝市の中にある老舗のコーヒーショップ「十字屋珈琲店(じゅうじやこーひーてん)」。自家焙煎のコーヒー豆が自慢ですが9日、冬ならではの新たな飲み物が誕生しました。

サーバーから出てくるのは、色鮮やかなホットビールです。温度は50度から60度。グラスに注ぐとチェリーやラズベリーなどの甘い匂いが広がります。

温かなビール…。ビールが大好きなカメラマンの反応は?

小林光嗣カメラマン
「朝からあったかいビールを飲みたいと思います。(飲んで…)味は美味しいですね。まだ飲みたいと思います」

朝の観光で、カラダが冷えた外国人観光客も早速注文します。

観光客
「初めてなんですけど、とても味わいがフレッシュで美味しくて体が温まるので冬に最適のドリンク」

専用のサーバーを使うことで、泡が適度に残り、アルコールや風味も失われにくいといいます。

十字屋 菅原雅仁社長 
「日本で飲まれるラガータイプのビールは、温めてもあまり美味しいという感じではないので、今回選んだのは、ベルギーのフルーツビール、チェリービール系で、ちょっと甘味と酸味があるタイプなので、味わいとしてはサングリアとか甘いワインに近い味わいです」

現在、販売しているのは1種類ですが、今後は、地元のクラフトビールメーカーと新たなホットビールの開発をしていく予定です。


12月9日(金)「今日ドキッ!」