札幌市西区の公園に出没した2頭のクマについて市は、23日に続いて自治体の判断で発砲を可能にする「緊急銃猟」を発動。道内で初めて発砲し、2頭を駆除しました。
24日午後0時半ごろ、札幌市西区の「西野すみれ公園」に体長80センチほどのクマ2頭が現れ、その後、山伝いの「西野西公園」に移動しました。

札幌市は、「市民に緊急の危険があり、銃猟以外に危険を排除できない」として自治体の判断でハンターが発砲する「緊急銃猟」を行うと発表しました。
和久井有紀乃記者
「午後2時36分、大きな銃声がありました」
札幌市によりますと、ハンターが2発でクマ2頭を仕留め、駆除しました。
「緊急銃猟」による発砲・駆除は、道内で初めてです。

近所の50代男性
「クマも生き物だから、のびのびとさせたいけど、おりてくると危険になる」

札幌市環境共生担当課坂田一人課長
「両方ともメス2025年生まれ。距離は60メートルくらい(斜面の)中腹にいたクマを狙ってしっかりバックストップを確保して撃った」

近くでは、23日も2頭のクマが居座り続け、一時「緊急銃猟」の態勢がとられましたが、クマが山奥に去ったことで発砲は行われていませんでした。










