22日朝、札幌市西区西野の公園に子グマ2頭が出没しました。
西野地区では未明にもクマの目撃が相次いでいて、生活にも影響が及んでいます。

井元小雪記者
「あちらの公園の奥で、クマが出没したと思われます。市の職員や警察官らが臨場し、物々しい雰囲気になっています」
22日午前8時半ごろ、札幌市西区西野8条9丁目の公園で、登校中の小学生が2頭の子グマを目撃しました。

クマは午前9時ごろには山の方に立ち去り、ハンターや市の職員が確認したところふんや足跡が見つかりました。
市の担当者
「(クマが)クルミがあるところを狙って出てきた結果、(人里に)より下りてくることによって、人に見られるということがあると思う。食べるものがないと、街の方まで下りてきて、食べ物を探してまた戻っていく」

西野地区で22日未明に、ほかにも3か所で、体長1メートルから1.5メートルほどのクマ1頭が目撃されています。
井元小雪記者
「クマが目撃されたのは、家が立ち並ぶ住宅街です。すぐ近くには小学校もあります」
見守りボランティア
「今まで55年住んでるけど初めてですね。こんなところまでクマが下りてきたというのは」

相次ぐクマの出没を受け、付近では5つの小中学校が臨時休校になりました。

西区にはヒグマ警報が発表されていて、市は夕暮れ時や早朝にできるだけ出歩かないよう呼びかけています。