20日午前、北海道南部の知内町で、ごみステーションのごみ箱が壊され、中に入っていた生ごみが荒らされました。警察はクマによるものとみて警戒を続けています。
生ごみが荒らされたのは知内町湧元のごみステーションです。
20日午前6時半ごろ、近所の人から「ごみを捨てようとしたけどごみステーションがない」という話を聞いた70代女性が、河原に落ちているごみ箱を発見し、警察に通報しました。
駆けつけた警察が、のり面から落下して、逆さの状態のごみ箱を見つけ、中を確認したところ、魚の生ごみが入った袋が荒らされていたということです。
警察によりますと、20日午前3時すぎに漁師がごみを出していましたが、午前5時ごろには、別の住民がごみ箱がなくなっていることに気づいていたということです。
ごみ箱は、倒れないように支柱を数センチ地面に埋めていたにもかかわらず、荒らされていたことから、警察はクマによる被害とみて引き続きパトロールを続ける方針です。
北海道は、10月31日まで知内町全域にヒグマ注意報を出していて、警戒を呼びかけています。